皮膚科医が使用する機器とその用途
皮膚科医は患者の肌状態を診断し、様々な皮膚疾患の治療に特化した機器を使用します。以下に代表的な機器とその使用方法を紹介します。
顕微鏡
- 皮膚科医はまず目視で診断し、必要に応じて顕微鏡で組織標本を観察します。低倍率でリングワームや水虫などの感染症を確認し、ハイパワー設定で寄生虫や真菌の種を特定します。非侵襲的診断として、患者の皮膚上に直接顕微鏡装置を置くこともあります。
吸引チューブ(カニュラ)
- 脂肪吸引や脂肪除去の際に使用するカニュラは、長さや径が様々です。丸みを帯びた先端や弾丸形状の先端を持つものがあり、複数の穴から脂肪を吸引します。医師はシリンジで吸引圧を調整し、皮下出血を最小限に抑えます。
止血鉗子
- 止血鉗子は鉗子型の器具で、液体窒素に浸した後、皮膚タグに当てて凍結除去します。約1週間でポリープが萎縮し自然に脱落します。施術時の痛みは軽い刺すような感覚程度です。代わりに虹彩ハサミやグラドルハサミで切除する医師もいます。
キュレット
- 小さな丘疹やニキビを除去する際に使用するステンレス製のキュレットは、針で穴を開けた後、キュレットで圧迫し膿を排出させます。使用後は器具を消毒し、次の治療に備えます。また、皮膚生検にも利用されます。
