PCB汚染によって引き起こされる皮膚の発疹はどのようなものか?
1979年に米国で使用が禁止されたポリ塩化ビフェニル(PCB)は、変圧器の絶縁油や冷却剤として広く利用されていました。日本で行われた1985年の研究(浦部・朝日)は、PCB汚染が皮膚にどのような発疹をもたらすかを示しています。
閉じたコメド(白ニキビ)
PCBに曝露された皮膚はにきび様の症状を示し、毛穴が血清や皮脂で詰まることで白ニキビが生じます。浦部と朝日(1985年)の調査によると、PCB汚染油で調理した人々の皮膚には、指先サイズまでの閉じたコメドや嚢胞が多数見られました。
開いたコメド(黒ニキビ)
黒ニキビは、メラニンが皮膚表面に集積して黒い斑点を形成することで起こります。PCB汚染によりメラニンの沈着が促進され、開いたコメドが出現します。
毛包点(毛包内黒色斑)
毛包点は、黒色組織が拡張した毛包を塞ぐことでできる発疹で、メラノーマに似た症状です。調査対象者の腋窩、肘、膝などに多数確認されました。
