ブドウ球菌が原因の顔面発疹と対策
顔の健康的なツヤは誰もが求めるものです。しかし、原因不明の水ぶくれや腫れ、発疹が現れると不安になります。粉やメイクで隠すことはできますが、根本的な治療にはなりません。幸い、顔の発疹はほとんどが治療可能です。
膿痂疹(Impetigo)
膿痂疹は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)や化膿性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)によって起こる非常に感染力の強い皮膚感染症です。かゆみを伴う水ぶくれや膿がたまった病変ができ、やがてかさぶたになることがあります。抗菌クリームでの治療が一般的で、早期に医師の診察を受けることが重要です。放置すると体全体や他人へ広がり、重篤な感染症へと進行する恐れがあります。
ロゼア(Rosacea)
ロゼアは慢性的で無害な顔面発疹です。赤みのある斑点や腫れ、にきび様の丘疹が特徴です。原因は不明ですが、皮膚が白く敏感であることや、血管が拡張しやすい体質がリスク要因とされています。完治は難しいものの、トリガーとなる要因を避けることで症状のコントロールが可能です。日光を避ける、ストレスを軽減するなどの生活習慣の見直しが推奨されます。医師と相談し、適切なスキンケアや薬剤を選びましょう。
接触皮膚炎(Contact Dermatitis)
刺激物やアレルゲンに皮膚が触れることで起こるアレルギー反応です。かゆみ、赤み、腫れが現れ、重症例では水疱や潰瘍ができることもあります。まずは刺激物との接触を避け、皮膚を十分に洗浄して除去します。症状が強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬が有効です。通常は2~3週間で改善しますが、改善しない場合や症状が重い場合は医師に相談してください。
にきび(Acne)
にきびは最も一般的な皮膚疾患の一つで、米国では生涯の70%が経験するとされています。毛穴が皮脂や汚れで詰まり、白ニキビ、黒ニキビ、丘疹、結節などができるのが特徴です。軽症の場合は、ノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせない)洗顔料での洗浄や、ヘアスタイルで顔に髪が触れないようにするだけでも改善が期待できます。市販の外用薬で効果が見られない場合や重症の場合は、皮膚科での診察が必要です。
