ヒドロキノンの効果と副作用

ヒドロキノンは自然に存在する化合物で、主にシミや色素沈着を薄くする目的の美白クリームに配合されています。2006年以前は米国でOTC(店頭販売)が許可されていましたが、FDAはその潜在的な毒性を理由に販売を禁止しました。

肌の美白効果

ヒドロキノンはメラニンを生成するメラノサイトの働きを抑制し、シミやそばかすを薄くします。通常、ヒドロキノン配合製品を4週間使用すると、使用部位の色が明るくなるのが確認できます。

発がん性リスク

ヒドロキノンは一般に耐容性が高いとされていますが、米国食品医薬品局(FDA)の動物実験では腫瘍形成率が上昇することが示されました。ヒトでの発がん性は確定していませんが、予防的措置として多くの国でOTC販売が禁止されています。

外因性オクロノーシス

稀に、ヒドロキノン使用が「外因性オクロノーシス」という皮膚症状を引き起こすことがあります。症状は皮膚の色が濃くなると同時に、黄色や灰褐色の隆起が現れるものです。特に色素の濃い肌で報告されていますが、原因はヒドロキノンだけでなく、フェノールやレゾルシノールといった他の成分が関与している可能性も指摘されています。

その他の副作用

使用者の中には、赤み・灼熱感・かゆみといった軽度の刺激感を訴えることがあります。また、ヒドロキノンは光感受性を高めるため、使用中は日焼け止めや保護服で紫外線対策が必須です。稀に副腎機能障害や体内の水銀濃度上昇といった重篤な症状が報告されています。

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