ヘルパンギナの症状と主な合併症
ヘルパンギナとは
ヘルパンギナは、A群コクサッキーウイルス(主にCoxsackievirus A群)によって起こる、子どもに多い感染症です。10歳未満の子どもに最も頻繁に見られますが、年齢に関係なく発症することがあります。ウイルスは直接接触で感染しやすく、特に学校などの閉鎖空間で流行しやすいです。
内部症状
- 急速に上昇する高熱(24時間以内に摂氏約41度まで上がることも)
- 軽度から中等度の頭痛
- 喉の痛みや吐き気、食欲不振、幼児では嘔吐がみられることもある
外見上の症状
- 口腔内に直径5mm以下の灰白色の潰瘍が出現。喉の奥、扁桃、頬、歯茎、軟口蓋、舌の上下に散在。
- 潰瘍は痛みを伴い、衛生管理が不十分だと二次感染のリスクがあるが、通常は1週間以内に自然治癒する。
合併症の可能性
- 大多数は合併症なしで自然に回復する。
- まれに潰瘍が咽頭・食道・胃まで広がり、重度の口内炎や食欲不振が続くことがある。
- 脱水症状は、発熱と食欲低下に伴い起こりやすく、十分な水分摂取で予防できる。
対処法
頭痛や発熱には市販のアセトアミノフェン、口内潰瘍には局所用の鎮痛・消毒剤を使用すると症状緩和に役立ちます。症状は数日で改善し、重症例でない限り特別な治療は不要です。
