水痘(水ぼうそう)の予防方法

水痘は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる感染症です。感染すると、ペン先ほどから10円玉大の水疱が全身に現れ、かゆみを伴う発疹が出ます。発熱や筋肉痛、イライラ感などインフルエンザ様の症状もよく見られます。予防には水痘ワクチン(バリバックス)接種が有効です。

リスク要因

水痘は特に子どもに広がりやすく、感染者の発疹や咳・くしゃみで放出された飛沫を吸い込むことで感染します。症状が出る48時間前から他人に感染させる可能性があり、水疱がかさぶたになるまで伝染性が続きます。水痘にかかったことがない、またはワクチン未接種の人は感染リスクが高くなります。

ワクチン接種

米国疾病予防管理センター(CDC)は、ワクチン接種が水痘予防の最も確実な方法としています。ワクチンは感染を完全に防げない場合でも、発症した際の症状や病期間を大幅に軽減します。ワクチン接種後に水痘にかかった場合でも、発疹は数日で収まり、皮膚病変も限られた範囲にとどまります。

幼児への接種

子どもは「バリバックス」と呼ばれる水痘ワクチンを2回接種します。1回目は生後12〜15か月、2回目は4〜6歳の間に行います。CDCは学齢期の子どもにワクチン接種を義務付けており、学校や保育園での集団感染防止に重要です。

未接種の子ども

ワクチン未接種の子どもは、感染した場合に細菌性皮膚感染や肺炎など重篤な合併症を起こすリスクがあります。7〜12歳の子どもは3か月間隔で2回、13歳以上は4週間間隔で2回接種することが推奨されます。

高齢者・成人の接種

水痘にかかったことがなく、感染リスクが高い成人はワクチン接種が推奨されます。医療従事者、教師、保育士、旅行者、軍人、保護者などは特に2回接種(間隔4〜8週間)を受けるべきです。

接種が不要・禁忌の場合

一度水痘にかかったことがある人は自然免疫ができているため、再接種は不要です。妊娠中の女性、免疫不全状態の人(例:HIV/AIDS患者)、ワクチン成分であるゼラチンやネオマイシンにアレルギーがある人は接種を避けるべきです。

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