西ナイルウイルス感染症の症状と対策

概要

西ナイルウイルスは感染した蚊を介して人に伝染します。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、感染者の約80%は無症状、約20%が軽症、150人に1人が重症化し、死亡例も報告されています。1999年に米国で初めて確認されて以来、全米48州で報告が確認され、2008年だけで1,356例、44例が死亡しました。

軽症状

西ナイルウイルスに感染して軽症状が出る人は、発熱、筋肉痛・関節痛、頭痛、吐き気・嘔吐が現れます。皮膚に発疹が出たり、リンパ節が腫れることもあります。多くの場合、症状は数日で収まりますが、数週間続くこともあります。

重症状

重症化すると高熱、激しい頭痛、筋力低下・震え、首のこわばり、しびれや麻痺が起こります。意識障害、痙攣、視力低下、昏睡に至ることもあり、数週間にわたって入院が必要になることがあります。神経障害は永続的になる場合があります。

予防

感染を防ぐ最も効果的な方法は、蚊に刺されないようにし、蚊の繁殖場所をなくすことです。庭や家の周りの水たまり(鳥の浴槽、雨樋の詰まり、使用していないプールなど)を定期的に除去しましょう。蚊が活動しやすい夕暮れや夜明けに屋外にいる場合は、長袖・長ズボンを着用し、DEETを含む虫除けを使用してください。

リスク要因

蚊が媒介するため、誰でも感染の可能性がありますが、50歳以上の高齢者や免疫抑制状態(臓器移植、がん治療など)の人は重症化しやすく、死亡リスクも高くなります。

診断

医師が西ナイルウイルスを疑う場合、血液検査や脊髄液検査でウイルスRNAや抗体の上昇を確認します。これらの検査結果が陽性であれば感染が確定します。

治療

軽症例は特別な治療なしで自然回復します。重症例(脳炎など)では点滴や鎮痛剤が使用され、場合によってはインターフェロン療法が有効とされています。

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