ヘルパンギナの治療法
ヘルパンギナは、口内に痛みを伴う水疱ができる感染症です。主に舌、扁桃、喉、軟口蓋などに現れ、3〜6日間続きます。高熱(40〜41℃)を伴うこともありますが、長期的な障害はほとんどありません。
発症
- 主に3〜10歳の子どもに多く見られますが、成人でも発症します。
- 夏から初秋にかけて流行し、保育園や学校など密集した環境で集団発生しやすいです。
- 溶連菌性咽頭炎や他の口腔ウイルスと異なり、抗生物質は効果がありません。
治療
- 症状緩和が中心です。痛みで飲み込みが困難になるため、十分な水分と栄養を確保します。
- 塩分・香辛料・柑橘類を避けた、柔らかく味付けのない食事が望ましいです。例:アップルジュース、温かい鶏スープ。
- 年長児はハードキャンディや塩水うがいで不快感を軽減できます。冷たい飲み物やミルクシェイクも効果的です。
薬物療法
- 解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)が熱・頭痛・全身の痛みを和らげます。
- 市販の風邪薬で鼻水、嘔吐、下痢などの二次症状に対処できます。
- ベンゾカインやリドカイン配合の局所用薬(例:アンベソール、オラジェル)を患部に塗布すると痛みが軽減します。
- 5日以上経過しても症状が改善しない、または高熱が続く場合は医師の診察を受けてください。
- ヘルパンギナは1週間以内に自然に治癒し、重篤な合併症は稀です。手洗いなどの基本的な衛生管理で予防できます。
