MRSA(耐性黄色ブドウ球菌)の危険性とは?
特定と概要
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、通常のスタフィロコッカス感染症に用いられる抗生物質に耐性を示す細菌です。皮膚や鼻腔に常在し、傷口や汚染された医療機器(例:人工呼吸器チューブ)から体内に侵入すると感染を引き起こします。
症状
皮膚感染の場合、赤く腫れた痛みを伴う膿瘍や発熱がみられます。重症化すると、発熱、寒気、倦怠感、頭痛、胸痛、呼吸困難など全身症状が現れ、迅速な医療が必要です。
合併症と影響
早期に診断・治療すれば、局所的な膿瘍程度で済むことが多いです。治療が遅れると、心内膜炎、骨髄炎、血流感染(敗血症)や肺炎を引き起こし、死亡率が高くなります。
留意点
MRSAは免疫力が低下している人や入院患者で重症化しやすく、感染拡大は重大な公衆衛生上の課題です。感染予防のために接触を最小限に抑えることが重要です。
予防と対策
予防には次のポイントが有効です。
- こまめに手を洗い、アルコール消毒を行う。
- 傷口は清潔なガーゼで覆い、定期的に交換する。
- 医療従事者は手袋や防護服を着用する。
- 共同で使用する浴槽やサウナは避け、個人のタオルやシェーバーは共有しない。
- 感染が疑われる場合は速やかに医師の診察を受ける。
