矯正装置(ブレース)の悩みと対策
高額な費用
ブレースの費用は選択するタイプにより大きく異なります。インビザライン、ダモンブラケット、セラミックブラケット、従来の金属ブラケットなど、一般的に3,000~5,000米ドルが目安です。歯列全体に装着するか、片側だけか、矯正の難易度によっても変わります。多くの歯科保険は子どものブレースにしか補助を出さず、成人向けの補助はほとんどありません。たとえば米国の大手保険会社Delta Dentalは18歳以上の矯正治療をカバーしません。
食事の制限と不便さ
ブレース装着中は硬いものや粘り気のあるものを避ける必要があります。例として、ナッツ、リコリス、ハードクラッカー、硬いパン、タフィー、グミなどは食べられません。季節のイベントで出るキャラメルアップルやトウモロコシの粒も、ナイフで削らない限り食べにくくなります。これらの制限は最低でも1年は続くことが多く、生活習慣の見直しが必要です。
定期的な矯正診療
ブレースの効果を保つには、認定矯正歯科医の管理下で月に1回程度の通院が必須です。リテーナーの調整、ブラケットの締め直し、新しいワイヤーの装着などが行われます。学生は授業を欠席し、社会人は仕事の時間を調整しなければならず、急なトラブル(ワイヤーが外れた、ブラケットが外れたなど)で緊急受診が必要になることもあります。
見た目へのコンプレックス
金属のブレースは「ティン・グリン」と呼ばれることもあり、笑顔に自信が持てなくなることがあります。写真に写るのが嫌だったり、笑うときに口元を隠したくなることも。ですが、時間は必ず過ぎます。トム・クルーズなどの有名人もかつてブレースを装着していたことから、誰にでも起こり得る経験です。
口腔ケアの徹底
ブレース装着中は食べかすがワイヤーやブラケットの隙間に溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、食後のブラッシングはもちろん、毎日のフロスやインターデンタルブラシの使用が欠かせません。口腔内を清潔に保つことで、治療期間の延長や不必要な診療を防げます。
以上の点を理解し、計画的に取り組むことで、矯正治療をスムーズに進められます。
