矯正装置(ブレース)の装着手順は?
かつてはSFの世界だったように思われた矯正治療も、今や米国で毎年何百万人もの人が受ける一般的な処置となっています。ここでは矯正装置(ブレース)の適用手順や種類、メリット・注意点について詳しく解説します。
診断(適応の確認)
まず、矯正医は患者の口腔内を評価し、ブレースが必要かどうかを判断します。歯が重なっている、噛み合わせが不正(オーバーバイトやアンダーバイト)である、歯間の隙間が広い、唇と歯の位置が不自然など、様々な理由で矯正が検討されます。
メリット
ブレースは木が成長する際に支柱を立てるように、歯を前後・左右に動かし、正しい位置へと導きます。効果が現れるまでに通常1年以上かかり、治療完了後はリテーナーと呼ばれるプラスチック製の保持装置を一定時間装着し、歯が元の位置に戻らないようにします。
種類
現在、患者が選べるブレースには主に以下の3種類があります。
- 金属ブレース(最も一般的)
- セラミックブレース(審美的に目立ちにくい)
- プラスチックブレース(柔らかく目立ちにくい)
金属ブレースが最も普及していますが、セラミックやプラスチックは食べ物やコーヒー、タバコで変色しやすく、治療期間が長くなる傾向があります。費用は治療期間や地域、担当医によりますが、概ね2,000〜5,000米ドルが目安です。
装着手順
ブレースの装着は次のステップで行われます。
- 矯正医が歯の表面に非常に強力な接着剤で小さなブラケットを貼り付けます。
- ブラケットにアーチワイヤー(歯を動かす力を伝えるワイヤー)を通します。
- ワイヤーとブラケットを小さなラバーバンド(リガチャー)で固定します。必要に応じて、上下の歯列を結ぶ取り外し可能なゴムバンドを使用し、オーバーバイトの矯正を行うこともあります。
注意点
ブレース自体は痛みを伴うわけではありませんが、装着直後や調整後に歯や歯茎が痛むことがあります。また、ブラケットやワイヤーが唇や頬の内側に刺激を与え、違和感を感じることがありますが、通常は数日で慣れます。
