ブレース治療で用いる固定エラスティックの目的とメリット
固定エラスティックとは
固定エラスティック(歯科用ゴムバンド)は、ブレース治療中にブラケットに直接取り付けて使用する小さなゴムです。歯や顎の位置を微調整し、理想的な噛み合わせへ導く重要な役割を果たします。
主な使用目的
オーバーバイト・アンダーバイトの矯正
上顎前歯が下顎前歯を過度に覆うオーバーバイト、または逆に下顎前歯が上顎前歯を覆うアンダーバイトを改善するために、エラスティックを特定のブラケットに結び付けて一定の力を加えます。
交叉咬合(クロスバイト)の矯正
上下の歯が正しく噛み合わない状態を解消するため、エラスティックで横方向の力を加え、歯列を正しい位置へ誘導します。
隙間閉鎖
抜歯や自然な間隔によって生じた歯間の隙間を埋める際に、エラスティックを隣接するブラケット間に取り付け、歯を徐々に引き寄せます。
歯の回転補正
傾いている歯や回転している歯に対して、エラスティックを角度をつけて結ぶことで、回転運動を促し正しい向きへと導きます。
噛み合わせ全体の調整
深い噛み合わせ、開放咬合、噛み合わせ面の傾きなど、全体的な咬合バランスを整えるためにエラスティックを使用します。
使用上の注意
エラスティックの種類や取り付け位置は患者さん一人ひとりの治療計画に基づき決定されます。正しい装着と定期的な交換が治療効果を高める鍵です。歯科医師からの指示を守り、異常を感じたらすぐに相談しましょう。
