虫歯に対するオゾン治療
オゾンは酸素の一形態で、強力な酸化剤として飲料水の浄化に利用され、細菌・ウイルス・カビを殺菌する自然のバイオサイドです。高濃度のオゾンは虫歯の原因菌を瞬時に死滅させ、さらなる腐食を防止します。欧州、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドではすでに臨床で使用されていますが、米国ではまだFDAの承認を得ていません。
メリット
- 麻酔やドリルを使わずに治療できるため、歯科治療に不安を抱える方にも適しています。
- 虫歯内の細菌を99%除去し、変色部分をホワイトニングできます。
- 引火性がなく、爆発の危険や皮膚・目への刺激、衣類・髪へのダメージがありません。
- 化学的な味や臭いが残らず、発がん性もありません。
- ロンドンのセント・バートロメウ病院やロイヤル・ロンドン・スクール・オブ・メディシン・アンド・デンティストリーで臨床試験が行われ、成功例が報告されています。
治療の流れ
- 虫歯は歯面に付着したプラークが糖分を分解し酸を産生することでエナメル質が溶けて進行します。治療時に歯科医はレーザーで虫歯部位と細菌の位置を特定し、シリコン製のゴムカップでオゾンを直接照射します。
- 細菌が除去された後、ミネラリゼーション剤を塗布し、自然な再石灰化を促します。患者には再石灰化を助ける専用の歯磨き粉とマウスウォッシュが処方されます。
- 1回の照射は10〜40秒で、3〜6か月(4〜8週間ごとに再照射)を目安に定期的に行います。深い虫歯はオゾンが届きにくく、場合によっては従来の削除が必要です。適切なホームケアを行えば、90%以上の歯が良好に回復すると報告されています。
自宅でのケア
- 定期的かつ十分なブラッシングとフロスで、歯面の細菌とプラークを除去する。
- 砂糖や酸性飲料の摂取を控える。
- フッ素配合の歯磨き粉とマウスウォッシュを長期的に使用する。
- 砂糖の代わりにキシリトールを使用する。キシリトールはガムやマウスウォッシュ、糖尿病用菓子に含まれています。
