頬部を麻酔する手順とポイント
歯科治療において頬(頬部)を麻酔することで、痛みを大幅に軽減できます。本記事では、リドカインを用いた頬部局所麻酔の具体的な手順と必要な器具を、初心者にも分かりやすく解説します。
必要なもの
- リドカイン(密封カートリッジ)
- 25ゲージの歯科用シリンジと針
- 頬リトラクター
- 滅菌手袋
手順
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リドカイン溶液が入ったカートリッジをバレルローディング式シリンジに装着し、針を取り付けます。リドカインはジクロカイン、リグノカインとも呼ばれ、旧来のノボカインに代わる現代的な局所麻酔薬です。体内での半減期は約2時間です。
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患者にリラックスしてもらい、口を大きく開けてもらいます。歯科助手の協力を得て、針がスムーズに挿入できるようにします。
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頬リトラクターを頬側(口腔内側)と後方の歯の間に装着し、注射部位が見やすい状態にします。注射部位は下顎第三大臼歯の後方、頬腔の奥にあります。
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針をゆっくりと、第三大臼歯の後方にあるレトロモラル窩の粘膜に向けて挿入し、約25mmまで刺入します。
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針先を1mm引き抜き、シリンジ内の液体が粘膜に過度な圧力をかけずに流れ込めるようにします。
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リドカインカートリッジの半分(約0.5ml)をゆっくりと注入します。注入には約40秒かかります。
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針をゆっくりと抜きます。
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頬の感覚が失われるまで待ちます。患者が口内で話すことや、頬の内側を感じなくなると麻酔が完了です。
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もし臼歯を抜く場合は、残りのリドカイン半分を対側の歯茎に注入します。
