上部義歯(上顎義歯)の入手方法
上部義歯とは
上部義歯は歯科医が作製する人工の義歯で、上顎全体の歯を置き換える装置です。歯は歯周病、虫歯、外傷などさまざまな原因で失われます。既存の義歯が合わなくなったり、歯が病的で抜歯が必要になった場合に新たに作製します。自宅で作ることはできず、必ず歯科医の診療が必要です。
上部義歯を作る手順
ステップ1:歯科医の予約
まず歯科医に予約を取ります。歯科医がいない場合は、American Dental Association(ada.org)や 1800dentist.com で地域の歯科医を紹介してもらえます。一般歯科でも対応可能ですが、人工歯の専門家であるプロテゾンディストに依頼すると安心です。予約時に保険適用の有無も確認しましょう。
ステップ2:来院前の準備
予約時間の15分前までに来院し、健康情報シートに記入します。心臓疾患など治療に影響する可能性がある病歴を確認するためです。同時に保険や自己負担額の手続きも行います。
ステップ3:レントゲン撮影
上顎の歯が残っている場合は全口レントゲンを撮影し、歯の状態を把握します。歯が全くない場合でも、義歯を支える骨の状態を確認するために撮影します。
ステップ4:口腔検査と初回印象採取
歯科医が口腔内を検査し、義歯が必要と判断したら、即時義歯用の印象や、歯が欠損している場合は歯茎の印象を取り、カスタムトレイを作製します。その後、次回の診療日を予約します。
ステップ5:最終印象の取得
次回の予約では、前回の印象から作ったアクリルトレイで最終印象を取ります。歯が残っている場合は、ワックスで咬合(かみ合わせ)を登録します。
ステップ6:咬合登録と色・形の選択
ワックスでの咬合登録を行い、義歯の色味や形状を歯科医と患者が一緒に決定します。これにより、後の調整が最小限に抑えられます。
ステップ7:即時義歯の場合は抜歯と装着、通常義歯の場合はトライイン
即時義歯の場合は、抜歯と同時に義歯を装着します。装着後は最低24時間は外さないよう指示されます。通常義歯の場合は「トライイン」―ワックス義歯を装着して見た目や咬み合わせを確認します。
ステップ8:最終チェックまたは納品と調整
最後の予約で、即時義歯は手術後のチェックと必要な調整を行います。通常義歯は完成品を受け取り、咬合や装着感の微調整を行います。
以上のステップを踏めば、上部義歯を安全かつ確実に手に入れることができます。保険適用や費用については、事前に歯科医にしっかり相談しましょう。
