歯科インプラントの手順とポイント

1960年代に登場した歯科インプラントは、現在では自然歯に最も近い代替手段として広く利用されています。手術は患者の状態に応じて外来で行えることが増えており、使用するインプラントの種類により手順が異なります。

評価(Evaluation)

手術前にインプラント適応の有無を判断するため、歯科医は顎骨の状態、骨密度、患者の年齢、無歯期間などを総合的に評価します。必要に応じてデンタスキャンやCT、血液検査を実施し、患者に適したインプラントの選択肢を説明します。

骨移植(Bone Grafting)

顎骨が不足している場合は、骨移植で土台を作ります。事故や長期間の義歯使用で骨が失われたケースが典型です。移植用骨は本人の別部位から採取することが多く、少量で十分です。移植後は骨が安定するまで4〜6か月の治癒期間が必要です。

インプラント埋入(Screw Insertion)

局所麻酔下でチタン製のスレッドシリンダー(インプラント体)を顎骨に埋め込みます。単一歯の場合は外来で、複数本の場合は全身麻酔や鎮静を行うことがあります。

骨癒合(Bone Fusion)

埋入後、インプラントと顎骨が結合(オッステオインテグレーション)するまで3〜6か月の待機期間があります。術後は口内の縫合が残り、感染防止のため抗生物質やうがい薬の使用が指示されます。

上部構造の装着(Post Fusion)

骨とインプラントがしっかり結合したら、歯冠に見える部分(アバットメント)を取り付けます。歯肉が新しい構造に馴染むように時間を置き、最終的に義歯専門医(プロストホドンティスト)にて仮冠を取り外し、永久的な人工歯を装着します。

ノヴムインプラント(Novum Implant Procedures)

ノヴムは「1日でインプラント埋入、歯肉形成、人工歯装着」を完了させる手法です。適用には顎骨の形状・高さ・幅・密度が十分で、両側のメンタルフォーメン間に十分なスペースが必要です。デンタスキャンで事前評価を行い、条件を満たす患者のみが対象となります。

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