歯磨き粉の保存期間と使用期限は?
規制
米国食品医薬品局(FDA)は、歯磨き粉を化粧品と同様に現在の適正製造規範(cGMP)に従うべき製品として分類しています。つまり、製造者は製品が安全であり、表示された成分が含まれていることを検証しなければなりません。FDAは製造者に対し、製品に有効期限を表示することを義務付けており、フッ素を含むと表示されている歯磨き粉は、フッ素の含有量を確認する試験が必要です。FDAの見解は、主に製品の有効性に関するもので、健康被害を示すものではありません。
ADA(米国歯科医師会)
ADAの承認マーク(シール)を取得した歯磨き粉も、同様に有効期限を表示しなければなりません。承認を受けるためには、製造年月日や保管条件(温度・湿度)に関する情報も併記する必要があります。
危険性はあるか
有効期限が過ぎた歯磨き粉を使用しても健康に直接的な危険はありませんが、主成分であるフッ素の効果が低下する可能性があります。フッ素が歯のエナメル質に結合しにくくなると、虫歯予防効果が減少します。シアトルのワシントン大学小児歯科部門長であるジョエル・H・バーグ博士(米国小児歯科医師会代表)によれば、フッ素の減少は必ずしも起こるわけではありませんが、可能性はあると指摘しています。
見分け方・サイン
多くの歯磨き粉は製造日から約2年間の保存期間が設定されていますが、製品によってはそれ以上の期間があることもあります。有効期限はチューブの先端や外箱に印字されています。
以下のような変化が見られたら、使用を中止し新しいものに入れ替えるタイミングです。
- テクスチャが硬くなり、チューブから出しにくくなる
- 泡立ちが減少し、以前のような滑らかさが失われる
- 成分が分離し、液体と固体が層を成す
また、保管場所は直射日光や高温・高湿度を避け、涼しく乾燥した場所が推奨されます。
