ADA(米国歯科医師会)のシールコーティング仕様と評価基準
米国歯科医師会(ADA)は歯科医療全般を調査・分析し、シール剤(シーラント)の重要性を強調しています。ADA のデータによると、6 歳から 19 歳までの米国児童の約 3 分の 1 がシールコーティングを受けており、成人でも虫歯予防に欠かせない素材と位置付けられています。
数値評価(グレーディング)
シール剤の品質は数値グレーディングで評価され、試験に用いた測定項目や手順が明示されます。評価は「IA」から「IV」までの 4 段階に分かれ、
- IA:最低評価。ランダム化比較試験のみで検証されたことを示す。
- IV:最高評価。専門委員会の報告や臨床実績に基づく厳格な審査をクリアした製品。
シール剤の保護効果
シール剤は単なる保護コーティングに留まらず、以下の効果があります。
- 非う蝕性病変(う蝕になっていないが損傷が進行しやすい部位)の形成を抑制。
- 1 回の塗布で 2〜4 年の防護期間が期待でき、再塗布の頻度を低減。
- 口腔内細菌の増殖を 100 倍以上抑制し、虫歯リスクを約 50% 低減。
シール剤の適用方法
既にシール剤が施されている歯に新たにコーティングする場合は、相性の良いシール剤を選択し、エナメル質の保護と既存シール剤の効果を高めます。適用手順のポイントは以下の通りです。
- 自己エッチング型・酸エッチング型ともに、4 ハンドテクニック(歯科医師+助手の 4 人の協働)が必要。
- 自己接着型シール剤は、塗布前に歯面を手動でエッチングし、適切な接着を確保する。
