歯科医が使用する主な器具とその役割
機能
歯科医は様々な器具を使い分け、検査・清掃・抜歯・修復などの処置を行います。手持ちの器具は精密な操作が求められ、光源や鏡を組み合わせて口腔内を照らしながら作業します。
検査用器具
主に鏡、プローブ、シックルプローブ、歯周プローブが使用されます。鏡は曲面形状で歯の裏側や奥歯を確認でき、光を反射させて視認性を高めます。シックルプローブは金属製のフック形で虫歯の有無を探ります。歯周プローブは歯肉の深さや状態を測定します。
清掃用器具
スケーラーやキュレットは鋭い刃を持ち、歯石やプラークを削り取ります。歯の形に合わせたカーブがあり、歯と歯の間や奥歯の裏側まで届きます。エナメル質を傷つけずに除去できるよう設計されています。
抜歯用器具
エレベータとフォーセプスが主な器具です。エレベータは小さなドライバーのような形で、歯と骨の間に差し込みててこ原理で歯を揺らします。フォーセプスは強力なピンセットで、歯を掴んで揺らしながら歯根膜を切断し、歯を引き抜きます。上顎臼歯用など、部位別に形状が異なるものがあります。
修復用器具
チゼルやスプーン形のエキスカベータ、各種バース(ドリルビット)を使用します。エキスカベータは小さなスプーン状で虫歯組織をくり抜き、バースは穴を開けたり、表面を滑らかにしたり、詰め物を形成したりします。
その他の器具
明るいオーバーヘッドライトやハンドミラーに組み込まれた光源は、口腔内を十分に照らすために欠かせません。また、唾液エジェクターは小型の吸引装置で、診療中の唾液や水分を除去し、視界を確保します。
