心血管疾患と歯周病の関係
歯周病の種類
歯周病は歯茎の炎症で、以下の4段階に分類されます。
- 歯肉炎(Gingivitis): 最も初期の段階。
- 初期歯周炎: 歯肉炎が進行した状態。
- 中等度歯周炎: さらに進行し、歯槽骨が失われ始める。
- 進行性歯周炎: 重度の骨吸収が起こり、歯の喪失リスクが高まる。
歯周病の重要性
米国歯周病学会(AAP)によると、急性脳血管虚血(脳卒中)と診断された人は、対照群に比べて口腔感染症の罹患率が高いことが報告されています。
冠動脈疾患との関係
同学会は、冠動脈疾患は冠動脈壁の肥厚が特徴であり、歯周病患者は歯周病のない人に比べて約2倍のリスクで冠動脈疾患を発症すると指摘しています。
歯周病と心血管疾患の関係性
コロンビア大学公衆衛生学部とミネソタ大学の研究者、モーゼ・デスヴァリュー博士らは、口腔内細菌が頸動脈の肥厚と関連し、これが心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めることを示す研究を発表しました。
予防策
歯周病を予防することで心血管疾患のリスクを低減できます。最低限の口腔衛生として、1日2回以上の歯磨きと、1日1回のフロスが推奨されます。さらに、半年に1回の歯科クリーニングと歯周病検診を受けることが予防に効果的です。
