子どもの赤く腫れた歯茎を引き起こす疾患

子どもの成長期に、赤く腫れた歯茎が現れる原因はさまざまです。口腔衛生の問題からがんまで、根本原因を見極めて適切な治療や生活習慣の改善が必要です。

歯肉炎(ジンジバリス)

赤く腫れ、時に出血する最も一般的な原因は歯肉炎です。歯肉が炎症を起こし、触れると痛みを感じ、歯磨き時に出血することがあります。子どもは歯磨きやフロスの習慣が不十分なことが多く、歯と歯茎の境目にプラークや食べかすが残ると歯肉炎が進行します。放置すると歯周炎へと悪化し、口臭や歯茎の退縮などの症状が現れます。

真菌感染(口腔カンジダ症)

口内の真菌感染、いわゆるカンジダ症は赤く腫れた歯茎を引き起こすことがあります。特に新生児は口腔環境が変化しやすく、カンジダが増殖しやすいです。白やクリーム色、黄色の痛みのない斑点が口内にでき、擦ると出血することがあります。

歯磨き粉・マウスウォッシュのアレルギー

歯磨き粉やマウスウォッシュに含まれる化学物質に対するアレルギーが、歯茎の腫れと赤みの原因になることがあります。アレルギーは免疫系が異物に反応することで起こります。歯磨き粉を変える、またはマウスウォッシュの使用を中止しても症状がすぐに改善しない場合は、別の原因が考えられます。

白血病

小児に多く見られる白血病は、白血球のがんであり、歯茎の腫れを伴うことがあります。初期症状は目立ちにくいですが、発熱、寒気、インフルエンザ様症状、貧血、鼻血や歯茎からの出血、あざができやすい、息切れ、食欲不振、体重減少などが見られます。

栄養不良(たんぱく質欠乏)

重度のたんぱく質欠乏、たとえばクワシオルコール(栄養失調)では、歯茎が腫れることがあります。体重減少、成長障害、思春期遅延、免疫低下を伴うことが多く、治療は経口または静脈による水分・栄養補給が中心です。

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