更年期と歯茎の出血
対象者
歯科医は、更年期に差し掛かる40代女性の歯茎の状態から更年期を見分けられると『The Menopause Book』(Pat Wingert & Barbara Kantrowitz, 2009)は報告しています。歯茎は赤く、圧迫に敏感で、定期的なクリーニング時に出血しやすくなります。
原因
出血は歯周病が主因で、プラークが原因です。プラークは歯に付着した細菌の塊で、放置すると歯茎が炎症を起こします。更年期に伴うエストロゲンの低下は歯茎組織を萎縮させ、プラークが溜まりやすいポケットを形成します。また、血流が減少し、毒素が増えることもあります。更年期に使用する一部の薬剤も歯茎出血を招くことがあります。
相談できる専門家
- 歯周病専門医(パーロドンティスト)は、歯茎ポケットを小手術で縮小し、プラーク除去を容易にします。
- 補綴専門医は、歯周病が進行し歯や骨が失われた場合に、機能と審美を回復します。
- 歯科衛生士は、細菌管理のための追加治療やセルフケアの指導を行います。
対策と治療法
出血の根本はプラークです。以下の対策が有効です。
- 毎回のブラッシングとフロスの徹底。
- 歯科医院での定期クリーニングを6か月ではなく4か月ごとに受ける。
- 必要に応じて抗菌剤(例:アレスティン)を処方してもらう。
- 電動歯ブラシは正しく使用すれば、手動ブラシより効果的です。
その他の原因
持続的な歯茎出血は、以下のような別の要因が考えられます。
- 歯ブラシの強い圧力。
- 妊娠。
- 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)。
- フロスの使い方が不適切。
- 白血病、壊血病、ビタミンK欠乏症などの全身疾患。
