流域梗塞(ウォーターシェッド梗塞)とは
流域梗塞の概要
流域梗塞は、前大脳動脈・中大脳動脈・後大脳動脈の境界部、いわゆるウォーターシェッド領域で起こる脳梗塞です。この領域は各動脈からの血流が交わるため、通常は代償循環(コラテラル循環)によって血管が閉塞しても他の動脈から血液が供給されます。
代償循環が機能しない場合
しかし、複数の血管が重度に狭窄していると、供給側の動脈が閉塞した瞬間に代償循環が十分に機能せず、ウォーターシェッド領域への血流が著しく低下します。その結果、領域全体が虚血状態となり、脳梗塞が発生します。
発症メカニズムのポイント
- 前・中・後大脳動脈の境界部が血流の弱点になる。
- 代償循環があるが、血管が多数狭窄すると補償できない。
- 血流不足が続くと、ウォーターシェッド領域で脳細胞が壊死する。
