静脈の主な分岐とは?

静脈は全身に張り巡らされたネットワークを形成し、血液を心臓へ効率的に戻す役割を担っています。以下に主要な静脈の分岐を紹介します。

上大静脈(Superior Vena Cava, SVC)

上大静脈は頭部・頸部・上肢・胸部からの血液を受け取り、右心房へ運びます。主な枝は次の通りです。

  • 内頸静脈:脳と頸部からの血液を排出。
  • 外頸静脈:頭部・顔・頸部の表在組織からの血液を排出。
  • 鎖骨下静脈:上肢と肩部からの血液を受け取る。
  • 腕頭静脈(左・右):内頸静脈と鎖骨下静脈が合流してできる。

下大静脈(Inferior Vena Cava, IVC)

下大静脈は腹部・骨盤・下肢からの血液を集め、右心房へ戻します。主な枝は以下です。

  • 総腸骨静脈(左・右):外腸骨静脈と内腸骨静脈が合流して形成。
  • 外腸骨静脈:下肢からの血液を排出。
  • 内腸骨静脈:骨盤臓器からの血液を排出。
  • 腎静脈(左・右):腎臓からの血液を排出。
  • 肝静脈:肝臓からの血液を排出。

肺静脈(Pulmonary Veins)

肺静脈は酸素化された血液を肺から左心房へ運ぶ唯一の静脈です。左肺と右肺それぞれに肺静脈があり、左心房に流入します。

これらの主要な静脈分岐とそれらの細かい枝が相互に連絡し合い、血液が全身を循環し続けます。動脈と協働して酸素と栄養を供給し、老廃物を除去することで体内環境を維持しています。

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