医療における灌流(灌漑)とは何か

灌漑(irrigation)とは

医療用語で「灌漑」とは、体腔や創傷を液体で洗浄し、汚れや細菌を除去したり、薬剤を投与したりする手技を指します。外科手術や診療のさまざまな場面で用いられます。

主な灌漑の種類と目的

1. 創傷灌漑

滅菌生理食塩水や適切な溶液で創部を洗い流し、汚れや細菌を除去します。感染予防と治癒促進に効果的です。

2. 膀胱灌漑

泌尿器科で膀胱内を洗浄し、血塊やデブリを取り除きます。また、薬剤を直接膀胱内に投与することもあります。

3. 眼灌漑

目の表面を洗浄し、異物や汚れを除去します。眼感染症の治療や合併症予防に使用されます。

4. 耳灌漑

耳道内の過剰な耳垢や異物を除去します。専用の耳灌漑装置で行われます。

5. 鼻副鼻腔灌漑

鼻腔や副鼻腔に生理食塩水を流し込み、鼻づまりやアレルゲンを除去し、炎症を抑えます。副鼻腔炎の治療に有効です。

6. 体腔灌漑

手術中の腹腔や胸膜腔(胸水がある場合)、腹膜腔(腹膜透析時)など、さまざまな体腔を洗浄します。

実施者と注意点

灌漑は医療従事者が行う手技で、使用する溶液や手法は対象部位や病状に応じて選択されます。適切な無菌管理と手技の熟練が求められます。

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