友人が歯が抜けるような症状を訴えたら、トリヒニウス症の可能性は?
トリヒニウス症とは
トリヒニウス症は、回虫の一種であるTrichinella spiralisが原因で起こる感染症です。主に生や加熱不足の豚肉、その他の肉、野生動物の肉に含まれています。
主な症状
感染後に現れる代表的な症状は次のとおりです。
1. 腕や脚の筋肉痛
2. 腹痛
3. 吐き気・嘔吐
4. 下痢
5. 発熱
6. 頭痛
7. かゆみ
8. 結膜炎(いわゆるピンクアイ)
9. 筋力低下
10. 蕁麻疹と間違えやすい発疹
11. 顔やまぶたのむくみ
重篤な合併症
まれに以下のような重症化が起こります。
1. 心筋炎(心臓の筋肉の炎症)
2. 脳炎(脳の炎症)
3. 髄膜炎(脳と脊髄を覆う膜の炎症)
4. 肺炎(肺の炎症)
診断と治療
症状が疑われる場合は速やかに医療機関を受診してください。診断は血液検査で行われ、治療は寄生虫を駆除する薬と症状緩和のための薬が中心です。重症例では入院が必要になることがあります。
予防策
トリヒニウス症を防ぐための基本は、肉を十分に加熱することです。豚肉やその他の肉は中心温度が71℃(160°F)以上になるように調理しましょう。また、生や加熱不足の肉、野生動物の肉は避けることが重要です。
