三叉神経痛か歯の痛みか?見分け方と対策

概要

三叉神経痛(TN)は、口腔や顔面に激しい痛みを引き起こす代表的な神経障害です。神経学的検査では異常が見られないことが多く、薬物療法が一時的に効果を示しても、痛みが再発しやすいのが特徴です。薬が効いてもブレークスルー痛が起こり、鎮痛薬の増量が必要になるケースがあります。歯を抜いても痛みが続くことがあるため、正しい診断が重要です。

症状

主な症状は、顔や頭部の一側に突発的に現れる鋭い刺すような痛みです。群発頭痛や片頭痛に似た感覚を訴えることがあります。痛みは間欠的で、発作間は長時間痛みがないこともあります。発作後に顔面のしびれが残ることは少なく、睡眠中に発作が起こることも稀です。

原因

三叉神経痛の主因は、第五脳神経(V)の圧迫です。血管が神経を圧迫するケースが最も一般的ですが、他にも舌咽神経痛(GN)や後頭神経痛(ON)などの神経症候群、さらには多発性硬化症などが併発することがあります。

治療法(薬物療法)

約75%の患者は薬物療法で痛みが軽減します。高齢者に多い疾患であるため、まずは薬物治療が推奨されます。治療開始から1年程度で症状が寛解し、薬を中止する人もいますが、再発時に再び治療が必要になることが多いです。ガバペンチンやラモトリギンなどの抗痙攣薬が効果的です。

外科的治療

薬の効果が薄れ、ブレークスルー痛が頻発する場合は外科的介入が検討されます。代表的な手術はガンマナイフによる血管圧迫の解除で、三叉神経痛に高い成功率を示します。ただし、多発性硬化症が原因の場合は手術効果が限定的です。

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