顎関節症(TMJ)の症状と痛み

痛み

顎関節症では、偏頭痛や群発頭痛、額部の痛み、後頭部の刺すような痛みが現れます。軽く触れただけで頭皮が痛む感覚になることもあります。副鼻腔炎と間違われることがありますが、関節部にも痛みが生じます。

口や舌の動きの障害

顎関節症は口・顎・舌の動きを制限し、頬の筋肉に痛みを感じることがあります。舌の動きをコントロールしにくくなることもあり、頬や顔面全体に痛みが広がります。

顎の問題

口を大きく開けにくくなり、開閉時に顎がカチッと音を立てることがあります。開閉時に引っかかりやガクガク感があり、噛み合わせが歪んだり、一側に偏ったりします。時に顎が不随意に震えることもあります。

歯への影響

顎関節症は歯ぎしり(ブラキシズム)の原因となり、歯の摩耗・亀裂・痛みを引き起こします。また、歯を食いしばることで歯の痛みや、虫歯があるように感じることがあります。歯科医が噛み合わせを調整しても改善しないことが多いです。

耳の症状

耳鳴り(ティンナイタス)として、ブンブン、鳴り、轟音、シューという音が頭の中で聞こえることがあります。聴力低下や耳が詰まった感覚、痛みを伴うこともあります。平衡感覚が乱れ、めまいを感じる患者もいます。

喉の違和感

嚥下がしにくくなり、喉の締め付け感や痛み、喉頭炎様の症状が出ます。首の痛みが伴い、声の変化が起こることもあります。

肩・首・腕の症状

首の痛みは顎関節症の代表的な症状で、肩や背中に放散することがあります。腕や指に痛み、しびれ、チクチク感が出ることもあり、首や上部背部のこわばりがみられます。

治療のポイント

マウスピースによる咬合調整や歯ぎしり防止、マッサージ、場合によっては外科的治療が行われます。特に首や背中のマッサージは、手術に比べて侵襲が少なく有効とされています。

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