アカチジア(坐れない状態)の副作用
アカチジアとは
アカチジアは、絶えず動きたくなる衝動が生じ、座っていることが困難になる状態です。主に抗精神病薬の使用に伴う副作用として現れますが、モルヒネ離脱時にも起こることがあります。患者は足踏みや体重移動、足の揺らしなどの無意識的な動きを続け、静止できない不快感に苛まれます。
極端な運動性
- 足踏みやその場で歩く、足を交互に移動させる、足を揺らすといった動作が頻繁に見られます。
- 重度の場合は部屋中を歩き回り、常に落ち着かない状態が続きます。
偏執症(パラノイア)
- 自分が何か大きな災害に巻き込まれる、監視されている、迫害されていると感じることがあります。
- この偏執的な思考は不安を増幅させ、イライラや引きこもり、うつ状態を引き起こすことがあります。
不安
- 根底にある不安は、偏執症と相まって動きをさらに激しくします。
- 常に緊張感があり、無理由の恐怖感が日常生活や思考に支障を来すことがあります。
その他の影響
- 攻撃性、倦怠感、視線の固定、歩行障害、記憶障害、抑うつ、体重増加、自殺念慮、鎮静、不眠、振戦、ジスキネジア(不随意運動)などが報告されています。
- これらはアカチジアに直接関連するものもあれば、精神科薬の一般的な副作用でもあります。
- まれに神経遮断薬悪性症候群(NMS)という重篤な運動障害が併発し、入院治療が必要になることがあります。
治療法
- 第二世代抗精神病薬(非定型抗精神病薬)への切替えが有効とされています。
- メラトニンやビタミンB6の補充も症状緩和に役立つ可能性があります。
- 症状は薬剤投与開始後数週間から数か月後に出現することがあり、早期発見は困難です。
- 長期間続くケースでは、症状の完全な除去は難しいものの、生活の質を向上させるための継続的な管理が重要です。
