妊娠中のジョギング:安全に続けるためのポイント

妊娠中でも、普段ジョギングやランニングをしている方は、妊娠中も安全に続けられる場合があります。新たに運動を始めるのは推奨されませんが、医師と相談しながら自分の体調に合ったペースで続けることが可能です。

メリット

  • 定期的な運動(週3回、1回30分以上)は、妊娠中の体重増加を適正範囲に抑えるのに役立ちます。
  • 出産時間の短縮や、巨大児になるリスクの低減が報告されています。
  • 2012年11月号の『Journal of Maternal‑Fetal and Neonatal Medicine』のスペイン研究では、定期的な運動により帝王切開率が23%から15.9%に減少したと報告されています。

リスク

  • 会話がままならないほど息が上がる場合は、負荷が強すぎます。会話ができる程度のペースを目安にしてください。
  • 妊娠後期は重心が変わり、転倒しやすくなります。転倒リスクがある運動は中止し、低衝撃のエクササイズに切り替えることを検討してください。

禁忌

  • 不安定な心疾患、拘束性肺疾患、早産リスクのある多胎妊娠、26週以降の前置胎盤、持続的な出血(第2・第3期)などは、運動を控えるべき絶対禁忌です。
  • 妊娠誘発性高血圧、破水、子宮頸部不全、血糖コントロール不良の糖尿病、重度の高血圧、てんかん、甲状腺疾患なども、ジョギングは避けた方が安全です。

運動の目安・制限

  • 定期的に運動している女性は、週3〜5回、適度な強度(最大心拍数の70〜80%)で行うことが推奨されます。
  • 運動経験が少ない方は、低衝撃のウォーキングや軽いジョギングを30分程度、週3回を目安にしてください。
  • 胎動が減少した、出血・羊水漏れがある、転倒した場合は直ちに医師の診察を受けましょう。

妊娠中のジョギングは、医師の許可と自身の体調管理が前提です。無理をせず、楽しく安全に続けることが大切です。

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