妊娠検査が陽性なのに排卵テストも陽性…どういうこと?

妊娠と排卵は同時に起こらない

排卵は成熟した卵子が卵巣から放出される現象です。一方、妊娠は受精した卵子が子宮内膜に着床し、胎児へと成長し始めた状態を指します。したがって、同じ時期に「排卵中」でありながら「妊娠している」ことは生理的に不可能です。

妊娠検査と排卵検査の仕組み

妊娠検査は、胎盤が分泌するヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンの有無を測定します。hCGは受精後約1週間で血中に現れ、尿中にも検出可能になるため、妊娠の有無を判定できます。

排卵検査は、排卵を促す黄体形成ホルモン(LH)の急上昇を検出します。LHサージが起きると、約24〜36時間後に卵子が放出されるため、排卵が近いことを示します。

妊娠検査が陽性の場合

hCGが検出されたということは、受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立している可能性が高いということです。

排卵検査が陽性の場合

LHサージが検出されたということは、まもなく排卵が起こるというサインです。排卵が起きた後はLHレベルは急速に低下します。

両方が陽性になるケースは?

妊娠検査と排卵検査を同時に行い、どちらも陽性が出た場合、最も考えられるのは妊娠が成立していることです。妊娠初期でもhCGが十分に上昇していれば妊娠検査は陽性になりますが、LHサージは排卵直後にしか起きません。したがって、妊娠検査が陽性である限り、排卵が同時に起きている可能性は極めて低いと判断できます。

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