小児の目の問題
涙道閉塞
新生児の2〜4%に見られ、90%は自然に解消します。治療は、4〜6時間ごとに抗生物質点眼薬を投与し、目に軽く圧迫を加えるだけです。多くの場合、8か月までに改善します。
弱視(ラジーアイ)
小児眼科医によると、40人に1人が弱視を抱えています。弱視は、目が正しい位置にあるものの焦点が合っていない状態で、脳は焦点の合った目を優先して使用します。治療法としては、正常な目に眼鏡やアイパッチを装着し、弱視側の目に刺激を与える方法があります。眼鏡だけでは改善しないことが多く、アイパッチ併用が一般的です。
小児白内障
白内障は成人に多いですが、子どもでも先天的に、または生後数か月以内に発症することがあります。視力低下が大きい場合は手術が推奨され、特に新生児では生後1か月以内に手術を行うことが重要です。手術が遅れると、脳がもう一方の眼に視覚情報を依存し、視覚回路の発達が阻害されます。小さな白内障は眼鏡で視力を補正できることがあります。
斜視(交差眼)
乳児期に一時的な眼のずれはよくありますが、数か月以上続く場合はアパート症候群、脳性麻痺、風疹、ヌーナン症候群、プラダー・ウィリー症候群などの基礎疾患のサインかもしれません。斜視の手術は短時間で痛みも少なく、術後1〜2日で通常の生活に戻れます。
感染性結膜炎(ピンクアイ)
主に学童期に多く見られる結膜炎は、非常に感染力が高く「ピンクアイ」とも呼ばれます。細菌性結膜炎は抗生物質点眼薬や軟膏で治療し、ウイルス性結膜炎は抗生物質が効かず、数日で自然に治ります。どちらも感染性があるため、接触感染に注意が必要です。
