パフォーマンス向上サプリメントの種類と効果
アスリートがパフォーマンス向上を目指す際、栄養補助食品やその他のパフォーマンスエンハンサーを取り入れることを検討することがあります。確かに一部のサプリメントは競技力を高める効果がありますが、米国保健福祉省は、バランスの取れた食事が必要なビタミンやタンパク質を十分に供給し、最高のパフォーマンスを支えると報告しています。サプリメント使用を考える場合は、必ず医師と相談しましょう。
カフェイン
- マクマスター大学のマーク・ターノポルスキー博士は、カフェインが筋肉からカルシウムを放出させ、痛みを鈍らせ、持久力を向上させると指摘しています。
- オーストラリアスポーツ研究所のルイーズ・M・バーク氏によれば、体重1kgあたり1mgのカフェインが効果的な摂取量です。
- カフェインは運動中に炭水化物より脂肪をエネルギー源として利用させる働きがあります。
- 米国スポーツ医学会は、カフェインが過剰な利尿を引き起こさず脱水にはつながらないと報告していますが、不安感、イライラ、吐き気、さらには不眠、下痢、嘔吐といった副作用が出ることもあります。
低酸素トレーニングテント(ハイポキシックエアテント)
- 低酸素テントは空気中の酸素濃度を21%から約15%に下げることで、高地でのトレーニング環境をシミュレートします。
- 「Sport Science」誌の研究によれば、体が低酸素環境に適応するまでに数週間かかります。
- 適応が進むと赤血球の産生が増加し、酸素運搬能力が向上するため、持久力が向上すると報告されています。
タンパク質
- タンパク質は筋肉の構築と修復に不可欠で、サプリメントは筋肉量増加や免疫力向上に利用されます。
- ハーバード医科大学のハワード・ルワイン博士は、体重1ポンド(約0.45kg)あたり0.66gのタンパク質が目安としています。
- クレアチンは短時間の高強度運動でエネルギーを迅速に供給しますが、持久力は向上せず、水分保持の副作用があります。
- 米国国立衛生研究所は、肉、鶏肉、魚、乳製品、卵などが必須アミノ酸をすべて含む自然なタンパク源であると指摘しています。
ビタミン・ミネラル
- バランスの取れた食事だけで、ほとんどのビタミンとミネラルは十分に摂取できます。
- トレーニングによりビタミンB群の需要が高まりますが、シリアル、赤身肉、全粒穀物で補えます。
- 抗酸化ビタミン(C・E)の効果は研究者の間で意見が分かれています。A.ゴールドファーブの研究は効果がないとし、J.デッカーズの研究は筋肉損傷の軽減を示しています。
以上のように、各サプリメントにはメリットとリスクが存在します。安全に効果を得るためには、専門家の指導のもと、個々の体質やトレーニング目標に合わせた選択が重要です。
