薬物乱用カウンセリンググループの実施方法
グループ療法は薬物乱用カウンセリングの重要な柱の一つです。患者はセラピストやファシリテーターだけでなく、仲間から直接的なフィードバックを得られる点で有益だと感じています。正直さと洞察に満ちたやり取りは、治療プログラムに欠かせない要素です。
必要なもの
- 会議室
- 椅子
手順
事前スクリーニング、ルール設定、構成
全ての参加者を事前にスクリーニングします。多くのファシリテーターがこのステップを省略しがちですが、参加者全員がポジティブな経験を得るために最も重要です。ファシリテーターは各候補者と面談し、グループ療法を勧める理由とグループ内での期待事項を説明します。
参加者は同じ薬物や診断名である必要はありませんが、互いに共感し、フィードバックを提供できることが求められます。
うつ、焦燥、ADHD などの併存障害は一般的で、参加を妨げるものではありません。一方、境界性パーソナリティ障害など、思考が著しく乱れる障害を持つ方は、グループ環境に不向きとされます。
明確なグループルールの設定
ルールは参加者自身で作り上げると、所有感が生まれ遵守しやすくなります。以下は一般的な例です。
- 時間を守る
- 清潔で禁酒・禁薬の状態で参加する
- 携帯電話は使用しない
- 発言は一人ずつ
- グループ内での発言は外部に持ち出さない
- 他者の意見を尊重する
- 感謝の言葉を忘れない
- メンバーにフィードバックを提供する
- 妨害的な言葉は使わない
- 正直に話す
各セッションのスケジュール作成
スケジュールはグループが変化の段階を進むための枠組みです。毎回同じテーマである必要はありませんが、基本的な構成を持つことが重要です。例として、セッション開始時に今週の出来事をシェアする、終了時に「静けさの祈り」を唱える、宿題を出す、などが考えられます。
最初のセッション前に構成を決めておくことで、進行がスムーズになり、活発なグループでも目標に集中させやすくなります。
