トラクションスプリントの実施手順
トラクションスプリントは、引っ張る力を利用して筋骨格系の障害を治療する装置です。主に閉鎖性大腿骨骨折患者に対し、救急救命士(EMT)やパラメディックが使用します。装置の正しい使い方は、EMT訓練の必修科目として学び、実践を重ねることで習得できます。
必要なもの
- 患者
- 助手(パートナー)
- トラクションスプリント装置
手順
- 安全確認と個人防護具の装着:現場が安全であることを確認し、手袋などの個人防護具(BSI)を着用します。
- 足の手動固定:助手に患者の負傷した脚を手で固定させ、足の脈拍や足を押す感覚で感覚レベルを評価します。
- スプリントの長さ調整と設置:患者の脚の長さに合わせてスプリントを調整し、負傷した脚の横に置き、助手の助けを借りて脚の下にスプリントを入れます。
- ストラップの装着と牽引開始:近位の坐骨ストラップを脚に巻き、遠位のヒッチを固定して機械的牽引を開始します。その後、膝上・膝下のサポートストラップを固定します。
- 再評価:牽引後に再度感覚・運動機能と足の脈拍を確認します。
