緊急医療における5段階トリアージプロトコル
現在、多くの病院救急部では5段階トリアージシステムが採用されています。このシステムは「紹介」「非緊急」「緊急」「エマージェント」「蘇生」の5つに分類され、2段階・3段階・4段階と段階的に進化してきました。5段階システムは見落としがちな傷害や救急死亡を最も防げると実証されており、看護師が迅速かつ正確に患者を評価できることが命を救う鍵となります。
レベル5(非緊急)
最も軽度のケースで、特別な治療や介入は不要です。必要な場合でも、口頭指示や簡易ケアプランで対応でき、病院のリソースをほとんど使用しません。
レベル4(非緊急)
軽度の処置が必要なケースです。薬の処方や簡単な検査(例:レントゲン、血液検査)など、病院のリソースを1つ程度使用します。例:足首のねじれで腫れはあるが変形せず、体重をかけられる30歳女性。レントゲン撮影と包帯、松葉杖があれば対応可能です。
レベル3(緊急)
「緊急」と分類され、2つ以上のリソースが必要です。血液検査、心電図、縫合、点滴、専門医への相談などが該当します。例:腹痛・圧痛・吐き気を訴える若年成人。点滴、レントゲン、血液検査が必要となります。
レベル2(エマージェント)
生命の危機はまだないものの、バイタルサインが不安定で放置すると急速に悪化する状態です。迅速な介入が必要で、病院リソースの使用量だけでなく、患者の状態の緊急性で判断します。
レベル1(蘇生)
最も危険な状態で、即座に蘇生措置が必要です。生命を脅かす状況で、待つ余裕はありません。"この患者は待てますか?"という質問に "いいえ" と答える場合がレベル1に該当します。
