フロアインチャージの役割とは?

フロアインチャージ(FIC)の主な責任

1. 患者ケア

・担当フロアでの質の高い患者ケアを統括する。
・患者の重症度やニーズに応じて看護師や支援スタッフを配置する。
・患者の状態変化や緊急事態に迅速に対応する。
・包括的な評価を行い、治療への反応をモニタリングする。
・処方された薬剤や治療が正確に実施されていることを確認する。

2. コミュニケーションと調整

・医師、看護師、他の医療チームと円滑に情報共有し、ケアを調整する。
・患者情報の記録・管理を支援・監督する。
・患者と家族に対し、ケアプランや経過の説明を行う。
・他部門やサービスと連携し、患者ケアを円滑に進める。

3. チーム管理・指導

・看護スタッフ、無資格補助員(UAP)などフロアの全員を監督する。
・指導・支援を行い、専門的成長の機会を提供する。
・院内規定・手順・法令遵守を徹底させる。
・スタッフの懸念や対立を解決し、適切な患者対スタッフ比率を維持する。

4. 品質と安全

・患者安全とケア品質の基準を維持・向上させる。
・感染対策を実施し、院内感染(HAI)を防止する。
・定期的な安全点検・監査を行い、潜在的リスクを特定・除去する。
・インシデントやニアミスを適切な部門へ報告する。

5. スタッフ配置・スケジューリング

・十分なシフト体制を計画し、患者数や重症度に応じて調整する。
・人員不足や余剰を把握し、適切に対応する。

6. 教育・研修

・新しい手順や方針、ベストプラクティスに関する研修を継続的に提供する。
・スタッフが自らの役割を十分に理解し、実践できるよう支援する。

7. 在庫・備品管理

・フロアの医療用品・機器を適切に管理し、必要に応じて発注・補充する。
・品切れや廃棄ロスを防止する。

8. インシデント対応

・患者の緊急事態に即座に対応し、適切な処置を指揮する。
・インシデントを記録し、関係機関へ情報共有する。

9. 記録・報告

・看護ケアの記録を正確かつタイムリーに行う。
・患者アウトカムや品質指標に関するレポートを作成・提出する。

10. 専門的成長

・自己研鑽に努め、最新の看護実践を学び続ける。
・学会・ワークショップ・研修会に参加し、知識とスキルを向上させる。

フロアインチャージは、病棟の円滑な運営と質の高い患者ケア、安全基準の維持、スタッフの専門性向上を支える重要な役割を担っています。

救急外来(ER) - 関連記事