理学療法で使用する測定ツールの紹介
理学療法士は筋力、関節可動域、腫脹、感覚などを測定するためのツールを使用します。評価時に基礎データを取得し、目標値を設定することで、経過の改善や悪化を追跡します。これらのツールを用いることで、測定が標準化され、異なる理学療法士間でも再現性のある評価が可能になります。
ゴニオメーター
プラスチックまたは金属製の2本のアームとピボットポイントからなるゴニオメーターは、膝・肘・足首などの関節角度を測定します。ピボットポイントを関節に当て、アームを肢に合わせて角度を読み取ります。
ダイナモメーター
握力を測定するダイナモメーターは、患者が装置を握り締めた際の力を表示します。ダイヤルやデジタル表示で握力の数値が分かります。
測定テープ
測定テープは、脚や腕のむくみ(浮腫)を周囲長で評価します。足や脚、手や腕の特定部位を巻き、長さを記録します。また、脚長差はへその下から足首内側の骨までの距離で測定します。
フォースゲージ
フォースゲージは筋肉が発揮する力や持ち上げる際の力を測定します。力の大きさを数値で表示し、筋力評価に利用されます。
バランス評価スケール
バーグスケールやティネットティスケールは、床に手を伸ばすなどの動作を点数化し、総合点で転倒リスク(高・中・低)を評価します。
容積式浮腫ゲージ
容積式浮腫ゲージは水で満たした容器に患部を入れ、排除された水の体積で腫脹量を測定します。時間経過での変化を比較し、浮腫の程度を定量化します。
