血糖測定器のトラブルと対処法
糖尿病管理において最も重要な項目のひとつが血糖値の測定です。近年の血糖測定器は家庭での自己測定を手軽に可能にしましたが、頻繁に使用することで起こりやすい問題やトラブルがあり、測定結果が不正確になることがあります。測定器の仕組みと測定結果に影響を与える要因を理解すれば、これらの問題を未然に防げます。
バッテリー
- 多くの測定器は電池駆動です。電池残量が低下するとエラーメッセージが表示されたり、血糖値が不安定になったりします。電池が完全に切れると測定器が起動しなくなることもあります。定期的に電池残量を確認し、必要に応じて交換しましょう。
コントロールソリューション
- コントロールソリューションは血液の代わりに測定器の精度を確認するために使用します。極端な温度で保管したり、期限切れのものを使用したり、容器が破損していると偽の高値や低値が出ることがあります。使用前に保存状態と有効期限を必ずチェックしてください。
テストストリップ
- テストストリップは血液を測定器に導く役割を担います。過熱・低温環境で保管したり、期限切れのストリップを使用したり、異物が混入したり、正しく装着しなかったり、血液量が不足すると測定エラーや偽の結果が生じます。使用前に保管状態と有効期限を確認し、装着はしっかり行いましょう。
偽陽性(高値)測定
- 血液サンプルや測定器が汚染されている、期限切れ・不良品のストリップを使用した、脱水や貧血の状態、指先以外の部位から採血したなど、さまざまな要因で実際より高い血糖値が表示されます。
偽陰性(低値)測定
- 期限切れ・不良品のストリップ、測定器の汚れ、ショック状態、指を過度に絞って血液が薄くなる、血液量が不足、ストリップが完全に装着されていない、赤血球増加症(多血症)などが原因で実際より低い血糖値が出ます。
予防・解決策
- 各測定器にはエラーコードやトラブルシューティングのマニュアルが付属しています。マニュアルを熟読し、疑問があれば主治医や糖尿病指導士に相談しましょう。定期的な機器点検と適切な保管・使用で測定精度を保つことができます。
