OSHAが定める在宅医療介護者の安全基準

在宅医療介護者(認定看護助手、CNA)は、OSHA(米国労働安全衛生局)の血液媒介病原体規則に精通している必要があります。この規則は、血液や体液、擦り傷・開放創、粘膜を対象とし、汗は除外されています。外見だけでは感染の有無は判断できないため、すべての体液や粘膜を感染性があるものとして取り扱うことが求められます。

防護具

  • 手袋、ガウン、マスク、ゴーグルなどの個人防護具(PPE)を使用します。血液や体液に触れる前に必ず手袋を装着し、患者ごとに交換してください。
  • 防水・使い捨てガウンは衣服を血液から保護します。
  • 血液が顔や目に飛散する可能性がある場合は、使い捨てマスクと側面シールド付きのゴーグルまたは安全メガネを着用します。
  • 口対口救急時は、使い捨てCPRマスクを使用します。
  • 使用後のPPEは、雇用主の指示に従って適切に廃棄します。

手洗い

  • 手洗いは感染防止の基本です。手袋を外した直後は必ず石鹸と流水で手を洗います。
  • 米国疾病予防管理センター(CDC)は、アルコールベースの手指消毒剤の併用を推奨しています。手指消毒は患者ごとに行います。

鋭利器具の取り扱い

  • 針やメスなどの「鋭利」な器具への接触は最小限に抑えます。
  • 使用後は直ちに専用のシャープス容器に廃棄し、破損させないようにします。
  • 代替手段がない場合を除き、針の再使用やキャップ付けは行いません。

規制廃棄物

  • OSHAは、血液や感染性体液、汚染された鋭利器具を「規制廃棄物」と定義します。
  • 規制廃棄物は、漏れ防止・穿刺防止ができる容器に入れ、ラベルまたは色分けで危険性を示します。
  • 容器外側が汚染された場合は、二次容器に入れ替えて保管します。
  • 廃棄は州・地方の法令に従って行います。

曝露後の対応

  • 雇用主は、体液や粘膜に曝露した際の手順を定める義務があります。
  • 曝露が判明したら、すぐに直属の上司に報告し、事故報告書を提出します。
  • 曝露部位は直ちに洗浄し、皮膚が破れている、または目・口に体液が入った場合は、被曝者と患者双方の検査を行います。
  • 検査結果に応じて、B型肝炎免疫グロブリン、抗生物質、HIV予防薬などが投与されます。投薬は曝露後数時間以内に開始し、6〜9か月後に再検査を実施します。

在宅医療 - 関連記事