マッサージ療法の手順

必要なもの

  • マッサージテーブル
  • 清潔なシーツ
  • 枕またはヘッドレスト
  • オイルまたは滑らかなローション
  • タオル

手順

  1. 第一のストローク:エフルレージュ(軽く撫でる)

    1. 患者に下着だけを残し、うつ伏せにしてテーブルに寝かせます。顔はヘッドレストや折りたたんだタオルで支えます。マッサージしない部位はシーツや大きめのタオルで覆いましょう。
    2. 手のひらに温めたオイルまたはローションを取り、肩と上背部全体に広げます。背骨に直接圧をかけないよう注意してください。
    3. 手の平全体で長く滑らかなストロークを行い、圧の強さを患者に確認します。目安は3〜5分です。
    4. 手の甲を使い、首のすねじりから耳へ向かって円を描くように撫で上げます。
  2. 第二のストローク:ペトリッサージ(揉みほぐし)

    1. 肩と背中の筋肉を指先で軽くつかみ、転がすように、ねじるように揉みほぐします。爪は短く整えておき、圧の強さは患者の感覚に合わせて調整します。
    2. 肩甲骨周辺や首の筋肉は特に重点的にほぐします。所要時間は5〜10分程度です。
    3. 肋骨下部から腰の上部にかけては、軽い圧で優しくマッサージします。
    4. 余分なオイルはタオルで拭き取り、筋肉を乾かしすぎないようにします。
  3. 最終ストローク:摩擦・タポテメント・神経ストローク

    1. 手の平で背中全体を勢いよく擦り、筋肉を温めて緩めます。
    2. もう一方の手で横方向にカウンタームーブを加え、スクラブするように背中を刺激します。必要に応じてオイルを足し、皮膚の摩擦を防ぎます。所要時間は1〜3分です。
    3. 手の側面、カップ形の手、または軽く握った拳で筋肉を軽く叩きます(タポテメント)。背骨や内臓部は避け、厚みのある筋肉部にだけ行います。1〜2分程度です。
    4. 指先で極めて軽いストローク(神経ストローク)を長く走らせ、最初のエフルレージュと同様のリズムで背中をさすります。これにより爽快感と軽い刺激が得られます。1〜2分です。
    5. シーツやタオルを再び背中にかけ、次の部位(腰や臀部、腕、脚)へ同様の手順を繰り返します。臀部の施術はタオルをかけたまま行い、オイルは使用せず、直接肌に触れないようにします。

在宅医療 - 関連記事