NICU(新生児集中治療室)避難活動の看護実務

新生児がNICU(新生児集中治療室)に入院することは、母親にとって予期しないことが多いです。さらに、災害や緊急事態でNICU自体を避難させなければならないケースは稀ですが、実際に起こり得ます。看護師は混乱や二次的な被害を防ぐため、事前にしっかりとした準備を行う必要があります。

訓練・準備

  • 日常的に避難時の役割を確認し、月に一度は避難用備品の在庫を点検して必要量を維持します。四半期ごと、または担当者や連絡先が変更された際には、連絡リストを最新に更新します。

  • 避難経路や必要な備品(酸素ボンベ、薬剤、医療記録など)をスタッフ全員で確認し、病院職員の身分証や部屋が空になったことを示すマーキング手順も学習します。

搬送

  • 患者の搬送は記録管理と同時に行う必要があります。院内外への搬送手段(病院所有車、ヘリコプター、救急車など)を手配し、搬送中の緊急処置にも対応できる体制を整えます。

家族への連絡

  • 新生児は自ら意思表示できないため、避難の進捗や搬送先を速やかに保護者や法定代理人に伝えることが必須です。事前に避難計画を説明し、避難中は専任の連絡窓口を設けて家族からの問い合わせに対応します。

患者識別

  • 実際に搬送を開始する前に、各新生児を確実に識別します。Illinois Emergency Medical Services for Children の提案に倣い、腕輪に加えて透明な腹部用バンドに名前・生年月日・医療記録番号・母親の名前を記載し、オムツや付属機器にも同様のマーキングを施します。

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