吸引カテーテルとは? 基本と主要タイプの解説
吸引カテーテルは、鼻・口・気管など上気道から唾液や粘液などの分泌物を吸引し、患者が誤嚥(分泌物を肺に吸い込む)するのを防ぐ医療機器です。誤嚥は咳や肺組織の損傷を引き起こすため、適切な吸引が重要です。
ヤンカウアー吸引カテーテル
1900年代初頭にチャールズ・ヤンカウアー博士が開発したプラスチック製の吸引カテーテルです。吸引容器に接続すると、口腔・咽頭部の分泌物を安全に除去できます。長さは約25〜30cmで、丸みを帯びた先端と広がったハンドルを持ち、舌や周囲組織を傷つけずに吸引できる設計です。
標準吸引カテーテル
滅菌された個包装または滅菌手袋と生理食塩水カップがセットになったキットで提供され、様々な内径(ルーメンサイズ)があります。呼吸療法士、看護師、医師が呼吸ケアの現場で使用し、気管切開チューブ、気管内チューブ、または口腔内に直接挿入して分泌物を除去します。
デリー・チップ吸引カテーテル
標準カテーテルに似ていますが、先端に小さな段差付き開口部があり、気道への外傷を最小限に抑えます。ラテックスフリーで滅菌されており、一端に真空制御バルブが付いているため、間欠的な吸引が可能です。
吸引システム
すべての吸引カテーテルは、OptiVac などの使い捨てコレクションカンスターと真空装置に接続します。4、6、8フィート(約1.2〜2.4m)のチューブをカテーテルの一端に取り付け、もう一端をカンスターの蓋に接続して真空レベルを調整します。カンスターが満杯になったら蓋を閉じ、赤色のバイオハザード袋に入れて処分します。
