POAインジケーターの使用に必要な施設

背景

1992年、国立保健統計委員会と統一退院データセット(UHDDS)はPOAインジケーターの導入を推奨しました。2年後の1994年にニューヨーク州が公衆衛生報告で初めて導入し、カリフォルニア州が1996年に続きました。2005年までに24州がPOAに関する法制化を行い、同年、メディケア支払諮問委員会は議会に対し、入院時に既に存在した二次診断をメディケア請求書に明示することを求めました。これにより、予防可能な合併症の特定が大幅に容易になりました。

効果

POAインジケーターの導入により、入院中に発生した(予防可能な)状態をエビデンスに基づくガイドラインで追跡しやすくなります。診断コードとPOAインジケーターの組み合わせにより、適切な診療報酬が決定され、院内発生条件については支払額が調整されることがあります。研究では、POAインジケーターが品質保証と患者安全性の向上に寄与し、偽陽性の検査結果削減、患者安全・ケアの改善、死亡リスクの低減に効果があることが示されています。

必要な施設

規制対象となる全ての急性期医療機関は、POAインジケーターの使用が義務付けられています。POAインジケーターが「陽性」となる条件は、入院指示が出された時点で「既に存在していた」ものと定義されます。

公式ガイドライン

POAインジケーターのガイドラインでは、インジケーターは医療提供者とコーダーの共同作業で決定すべきとされています。正確なコーディングと診断を反映した文書作成が目的です。診断の正確性については、医師または資格を有する医療提供者が法的責任を負います。矛盾や不一致がある記録は、提供者が解決しなければなりません。また、UHDDSの定義に基づき、条件がコード化・報告されない場合はPOAインジケーターは報告されません。

報告オプション

POAインジケーターには4つの報告コードがあります。

  • Y:入院時にその状態が存在した。
  • N:入院時に存在しなかった。
  • U:情報が不足しており、入院時に存在したか判定できない(極めて稀に使用)。
  • W:臨床的に入院時の有無を判断できない。

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