インナースプリングマットレスと病院ベッド用フォームマットレスの比較
インナースプリングマットレスはアメリカの家庭やホテルで最も一般的に使用されているマットレスです。患者が自宅と同じような快適さを求める場合、病院ベッドにインナースプリングを採用することもありますが、すべての患者に最適とは限りません。病院ベッドに使用するマットレスは、コスト、構造、患者の状態など複数の要因を考慮して選択されます。
構造
- 病院用フォームマットレスは高密度の発泡体で作られ、主にネオプレンやポリウレタンなどの合成樹脂が使用されます。
- インナースプリングマットレスはコイルスプリングで体を支え、表面はキルト加工やピロートップが施されることがありますが、医療施設向けはナイロンカバーが主流です。ナイロンは清掃が容易で液体に強い特性があります。
圧力分散
- メイヨークリニックによると、フォームマットレス(エアや水ベッドを含む)は長時間寝たきりの患者の褥瘡予防に有効とされています。フォームは柔軟性が高く、体の特定部位にかかる圧力を軽減します。
- ただし、マットレスだけで褥瘡を完全に防げるわけではなく、定期的な体位変換が必要です。
患者の状態
- インナースプリングは、ベッドから短時間歩行できるような自立歩行可能な患者に適しています。自ら体位を調整できるため、圧迫感が軽減されます。
- 体位変更が困難な寝たきり患者や介助が必要な患者には、圧力分散性の高いフォームマットレスが推奨されます。
コスト
- 病院用フォームマットレスはインナースプリングより高価ですが、医療機関向けの割安なグレードで提供されることもあります。
- インナースプリングにフォームオーバーレイを追加すれば、費用を抑えつつフォームの利点を取り入れることができます。
- ポリエステル密縮マットレスは、低コストでありながらフォームに似た特性を持つ代替品です。
機能・特徴
- 病院用フォームは難燃処理が施されています。
- インナースプリング・フォームともに低アレルギー素材が使用可能で、ハウスダストやダニ対策が重要です。インナースプリングは化学処理で防ダニ加工が行われます。
- フォームは耐荷重がインナースプリングより低く設定されていることが多く、定格以上の体重で使用すると保証が無効になる場合があります。
