メディケアの治療キャップ(上限額)を計算する方法
はじめに
メディケアの規則は頻繁に変更されますが、政府は高齢者への治療費を抑えるために「治療キャップ」を設けています。キャップが適用されると、患者は保険適用外の費用が発生する可能性があるため、セラピストは費用を把握し、患者に適切に説明できるようにしておく必要があります。2010年8月以降、患者がキャップに達した場合は、継続治療の必要性を示す「キャップ免除フォーム」を提出しなければなりません。
キャップ計算の手順
ステップ1:1日の治療費を見積もる
患者に提供する治療の時間と使用するコード(CPTコード)を把握し、メディケアの最新支払スケジュール(参考文献を参照)で各コードの単価を確認します。電気刺激など時間に関係なく1ユニットで請求できるコードは1ユニット分だけ請求し、時間ベースのコードは治療回数(ユニット)に応じて単価を掛け算します。すべてのコードの合計が、1日あたりの予想治療費となります。
ステップ2:保険適用額に換算する
メディケアは治療費の80%しかカバーしません。したがって、ステップ1で算出した1日あたりの費用に0.80を掛けます。例:1日の費用が37.50ドルの場合、37.50 × 0.8 = 30ドル が保険適用額となります。
ステップ3:治療可能日数を算出する
現在のメディケア・パートBのキャップは、作業療法が1,860ドル、理学療法・言語療法が合わせて1,860ドルです。ステップ2で求めた1日あたりの保険適用額でキャップ額を割ると、患者がキャップに達するまでに受けられる治療日数が分かります。例:1,860 ÷ 30 = 62日 となり、約62日間治療が可能です。
