米国社会保障障害給付の診断基準と審査プロセス
社会保障障害給付の申請は複雑で、単に障害と診断されただけでは不十分です。障害が仕事に支障をきたすほど深刻であることを証明する必要があります。社会保障庁(SSA)は、障害診断と給付請求を判断する際に以下の要素を総合的に検討します。
就労能力
- 現在働いていて、SSAが定める月収上限(毎年変動)を超える収入がある場合、通常は障害給付の対象外となります。収入が上限以下、または就業していない場合は、医療状態が次に評価されます。
障害の重症度
- 障害が歩行・座位・記憶など基本的な作業を行う能力を著しく制限している必要があります。また、障害は1年以上続く、もしくは死亡に至る見込みがあることが求められます。医師の診断書や治療記録が重症度の証拠として必要です。
障害の種類(障害リスト)
- 障害がSSAの「障害リスト」に掲載されているか、同等の重症度であることが必要です。リスト掲載の場合は自動的に障害と認定されますが、リストにない場合は、医療記録をもとにSSAが個別に評価します。
過去の職務
- 過去15年間の職歴を基に、現在の身体・精神的障害でも以前の仕事を継続できるかどうかが審査されます。職務内容、必要な身体的・精神的要件、職場環境、障害による調整措置や障害が仕事に影響し始めた時期などの情報を提供する必要があります。
他の仕事への適応可能性
- 過去の仕事が継続できない場合、年齢・学歴・職歴、そして障害の程度を総合的に判断し、別の仕事に転換できるかどうかを検討します。転換が不可能と判断されれば、給付が承認されます。
これらの基準を満たすことで、社会保障障害給付の受給が認められる可能性が高まります。
