医療コーディングは簡単に

医療コーディングとは、医療従事者が行った手技や診断に対して、特定のコードを割り当てる作業です。このコードは、保険会社や公的機関からのサービス費用の請求・支払いに使用されます。

CPTコードブック

医療コーディングは、請求の特定や患者に対して実施されたサービスの履歴を示すために重要です。コーダーは医師の診療記録をコードに変換し、保険者へ送付して報酬を受け取ります。手技を正しくコード化するには、最新版のCPTコードブックが必須です。インターネット上では、電子版の提供サイトも多数あります。

主要な6つのセクション

CPTコードとその記述は、次の6つの主要セクションに分かれています。

  • E/Mサービス(評価と管理)
  • 麻酔
  • 手術
  • 放射線
  • 病理・検査
  • 医学(医薬品・治療)

加えて、13の付録とアルファベット順索引があります。主な付録は以下の通りです。

  • 付録A:修飾子
  • 付録B:追加・削除・改訂の概要
  • 付録C:臨床例
  • 付録D:CPT付加コードの概要
  • 付録E:修飾子-51が不要なコードの概要
  • 付録F:修飾子-63が不要なコードの概要
  • 付録G:中等度(意識)鎮静を含むコードの概要
  • 付録H:臨床状態・テーマ別パフォーマンス指標索引
  • 付録I:遺伝子検査コード修飾子
  • 付録J:感覚・運動・混合神経の電気診断医学リスト
  • 付録K:FDA承認待ち製品
  • 付録L:血管ファミリー
  • 付録M:削除されたCPTコードへのクロスウォーク

アルファベット順索引の使い方

アルファベット順索引でCPTコードを検索する際は、次の手順で行います。

  1. 実施した手技またはサービスを探す
  2. 対象となる臓器や部位を確認する
  3. 治療対象の状態(疾患)を特定する
  4. 同義語、別名、略語も併せて検索する

エントリの構造理解

医療コーディングでは、索引エントリの作成方法を理解することが重要です。エントリは大きく以下の2カテゴリに分かれます。

  • 主要語句
  • 修飾語句

それぞれはさらに次のように細分化されます。

  • 主要語句
    • 手技・サービス別
    • 臓器別
    • 状態別
    • 同義語・別称・略語別
  • 修飾語句
    • クロスリファレンス(参照)
    • 「See」や「See Also」などの指示

文書化の重要性

医療コーディングを行う際は、請求対象となる手技・サービス・資材に対して、適切な医療記録が添付されていることが必須です。メディケアや民間保険者の監査で記録が不十分だと、罰金・診療所の停止・訴訟など重大なリスクが生じます。コード入力後は、必ず内容を確認し、支払い申請前に二重チェックを行いましょう。

医療請求(レセプト) - 関連記事