保険会社が事前に承認しなかった高額医療処置を医師や病院が請求できるか?

1. 見積もりと事前承認

医療処置を受ける際、医師や病院は手術費用や関連サービスの概算を算出し、保険に加入している場合は保険会社へ事前承認(プリオーソリゼーション)を依頼します。この段階で保険が費用をカバーするか、自己負担額(コペイ、コインシュランス、デダクティブル)がどれくらいになるかが確認されます。

2. 同意と請求

処置前に、患者は概算費用と自己負担額を記載した同意書に署名します。その後、医療機関は実際に処置を行い、請求書を患者と保険会社の双方に送付します。

3. 保険の適用

保険会社は医療機関から送られた請求内容を審査し、契約内容に合致すれば支払いを行います。支払いは直接医療機関に行われることもあれば、患者に対して払い戻しが行われることもあります(保険プランによります)。

4. 金銭的責任と争議

もし医療機関が事前承認を得ずに請求した場合、または保険がカバーしない費用について請求された場合、患者は保険会社と医療機関の両方に対して異議を申し立てる権利があります。医療記録や請求書の写しを取得し、請求部門へ状況を説明してください。

請求に対処する手順

  1. 保険会社に連絡し、対象処置のカバー範囲を確認。書面での回答を求める。
  2. 医療機関の請求部門へ状況を伝え、保険会社からの書面を添付して説明する。
  3. 解決しない場合は、州の保険監督局や医療請求に関する規制当局に苦情を申し立てる。
  4. 保険会社から届く「Explanation of Benefits(EOB)」を確認し、請求額が契約内容と合致しているか検証する。

すべてのやり取りや書類は保存しておくと、争議時に有力な証拠となります。

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