病院は銀行取引明細書の提出を求める権利があるのか?
HIPAA(医療保険の携行性と責任に関する法)とは
HIPAAは米国の連邦法で、医療情報のプライバシーとセキュリティを保護するための全国基準を定めています。
保護対象医療情報(PHI)とは
PHIは、個人の健康状態、医療処置、医療費の支払いに関する情報で、本人と結びつけられるものを指します。具体例は以下の通りです。
- 氏名、住所、電話番号
- 医療記録番号
- 社会保障番号
- 健康保険情報
- 治療内容
- 請求・支払い情報
患者が持つPHIに関する権利
HIPAAは患者に次のような権利を付与しています。
- PHIの閲覧・コピー取得
- PHIの訂正要求
- PHIへのアクセス制限の要請
- 情報漏洩時の通知受領
- 不適切な取扱いに対するHHSへの苦情提出
病院は銀行取引明細書を求める権利があるか
原則として、病院が求められるのは「治療」「支払い」「医療業務」に必要なPHIに限られます。したがって、患者の治療やケアに直接関係しない限り、銀行取引明細書の提出を求めることはできません。
ただし、以下の場合は例外的に求められることがあります。
- 法令で提出が義務付けられている場合
- 患者が事前に明示的に同意した場合
病院から銀行取引明細書の提供を求められた場合は、要求の根拠と必要性を確認し、疑問がある場合は病院のプライバシー担当者に相談することをおすすめします。
